椎間板ヘルニア 坐骨神経痛
坐骨神経痛の予防方法は、基本的には椎間板ヘルニアと同じです。
自然治癒力を高めるため、健康な体作りと体力強化、規則正しい食生活とストレスの解消など、どんな病気にも言える内容です。
椎間板ヘルニアと違うのは、お尻の辺りの疲労が坐骨神経痛の原因になるため、椅子に座るときはクッションを使うなどして筋肉の負担を和らげてあげましょう。
あまりにも座り心地がよく、弾力が良すぎると、背骨の負担が増えてしまうので、適度なところで抑え、背骨とお尻の負担をバランスよく分配することが大切です。
また、坐骨神経痛にはカルシウムがよく効くとの説があります。
カルシウムが不足すると骨からカルシウムを取り出しますが、同時に筋肉が異常に収縮・緊張を起こすようです。
カルシウムを摂取すると、骨からカルシウムが取り出さないため、筋肉が元に戻り、坐骨神経痛も改善されます。
坐骨神経痛をオルゴールを聞きながら治す、「オルゴール治療」と言う方法があるようなので紹介しておきます。
原理としては、自然界の虫や小鳥のさえずりの音に高周波や低周波が混じっているものの、CDやテープでは切り捨てられているため聞くことができない。
高周波や低周波は人の耳には聞こえないため、音楽としては不要だが、実は治療効果がある。
治療効果の理由は、人が自然の中で暮らしていたときは聞きなれていた音であり、病気の治療森などの自然豊かなところが良いとされているのは、
耳には聞こえない音を含め、人間の五感を満たす条件が全部揃っているからだそうです。
オルゴールには人の耳に聞こえない高周波や低周波が含まれていて、オルゴールを聴いているとリラックスして自然治癒力を発揮できるため、
坐骨神経痛をオルゴールで治療するようです。
椎間板ヘルニアも坐骨神経痛も、最後は「自然治癒力」が頼みの綱ですが、オルゴールを聞くことで、痛みによるストレスも軽減できるのではないでしょうか。
椎間板ヘルニアの治療に鍼灸の効果が期待できるように、坐骨神経痛でも高い治療効果が期待できます。
とくに「梨状筋症候群」など、筋肉の緊張と圧迫が原因の坐骨神経痛は、鍼灸治療が最も得意とする症状でしょう。
一般的には、急性の坐骨神経痛では、比較的治りが早く、1回から6回ほど鍼灸治療を行えば、50%の方が痛みとしびれが改善されるようです。
残り50%のうち、約25%の方は6回から10回の治療で改善・消失し、20%の方は10回から20回で改善・消失しているようです。
残り5%の方は効果がなかったようですが、95%の方に効果が表れているので、鍼灸は優秀な坐骨神経痛治療法だと言えるでしょう。
ただし、坐骨神経痛の原因が判明してから鍼灸治療を行うようにしてください。
漢方薬には、悪性腫瘍にも効果があると謳っている薬もありますが、あくまでも疲労回復や血行促進に用いる漢方薬についての情報です。
坐骨神経痛の治療に用いる漢方薬は、老化にともなう冷え性や、血流の流れを改善するために利用されます。
基本的には、マッサージやカイロプラクティックで行う治療と同じと思ってください。
自然の草木を利用する漢方薬は、自然治癒力を発揮させるには、最上の組み合わせかもしれません。
詳しい原理に付いては中国3000年の歴史としか解りませんが、今では病院治療(西洋医学)のサポート役として漢方薬が利用されています。
また、坐骨神経痛だけでなく、椎間板ヘルニアの治療に効果が期待できる漢方薬もあるようなので、根性坐骨神経痛の原因となる症状には効果が期待できるのでしょう。
ただし、悪性腫瘍や帯状疱疹を原因とする坐骨神経痛の治療にはお薦めできません。
カイロプラクティック治療は、体を支える筋肉に対して刺激を与え、神経系の働きを治し、自然治癒力を高めてくれます。
カイロプラクティックは、椎間板ヘルニア治療に有効でしたが、坐骨神経痛でも高い効果が期待できます。
もちろん、内科疾患や、悪性腫瘍など、病院治療が必要な坐骨神経痛では、効果がないどころが、病状が進行する時間を与えてしまうため危険です。
カイロプラクティック治療は、坐骨神経痛特有の硬直や、臀部の筋肉を緩め、坐骨神経痛の原因となっている骨盤の歪みなどの矯正にはとても有効です。
坐骨神経痛の担当医師と十分に相談して、カイロプラクティック治療に効果が期待できると判断された上で、初めて行うようにしてください。
マッサージ治療は、血液の循環を整え、筋肉のこりをほぐし、痛みを和らげるためには有効です。
椎間板ヘルニアも坐骨神経痛も症状によっては、保存治療(自然治癒)が用いられるため、マッサージによる「血液の循環の改善」、「筋肉のこり低減」は、とくに効果的です。
マッサージ治療を行う指圧師は、国家資格を取得する必要があり、整形外科や内科でも活躍している、信頼できる医療スタッフです。
もちろん、マッサージ治療を行う前には、坐骨神経痛の担当医師と十分に相談する必要がありますが、筋肉の緊張などが原因の坐骨神経痛では、高い効果が期待できますので、医師によっては良いマッサージ師を紹介してくれると思います。
しかし、坐骨神経痛の原因が判明する前には、症状によっては悪化する可能性もあるため、自己判断では絶対にマッサージを行わないでください。
椎間板ヘルニアにも言えますが、坐骨神経痛の治療も、まずは病院で診断し、治療を行うことが基本でしょう。
腰痛や足のしびれなどの段階では民間治療も効果が期待できるし、実際に完治される方もいます。
しかし、さまざまな原因が考えられる坐骨神経痛は、根本原因の究明から始めるべきでしょう。
病院治療では、血液検査などで内臓の疾患の有無を調べ、レントゲンやMRIにより脊椎分離症や椎間板ヘルニアの可能性を調べます。
骨盤内の悪性腫瘍など、早期治療を必要とする坐骨神経痛もありますので、まず最初に病院を訪ねてください。
筋肉疲労が原因の、梨状筋症候群などと判明すれば、マッサージや漢方などの民間治療を利用してもかまわないと思います。
坐骨神経痛は、椎間板ヘルニアのように老化やスポーツなどの長年の疲労が原因となり発症するだけでなく、ウイルスが原因となることもあります。
「帯状疱疹」は、帯状疱疹ウイルス(水痘:みずぼうそう)の感染症で、激しい皮膚の痛みがあります。
帯状疱疹ウイルスは、坐骨神経などの神経組織に潜み、神経に沿って帯状の疱疹を出します。
帯状疱疹が起きる前から、かゆみや、神経痛のような痛みや違和感などが表れます。
数日経つと、皮膚が赤くなり水泡が出現しますが、水泡が見えない限りは「帯状疱疹」の診断はできないようです。
つまり、坐骨神経痛は整形外科ですが、帯状疱疹は内科が担当になりますので、治療内容が全く異なるため注意が必要です。
坐骨神経痛の主な原因は椎間板ヘルニアと言われていますが、同様の症状を引き起こす原因が他にもあります。
「脊椎分離症・すべり症」も、坐骨神経痛の原因のひとつです。
脊椎分離症・すべり症は、背骨の腰骨(腰椎)の動きを制限している突起部分が折れてしまい、自由になった背骨が前に飛び出したような状態になり、同時に坐骨神経を圧迫します。
ひとつひとつの背骨は「だるまおとし」のように、単に積み重なっているだけではなく、瓦のようにお互いを支えあっています。
しかし、隣の骨をつかむ突起部分が折れてしまうと、骨の動きが自由になり飛び出してしまいます。
つまり、突起が折れてしまう症状が「脊椎分離症」と言い、骨の動きが自由になり飛び出してしまう症状が「すべり症」です。
「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」は、背骨の中央にある、神経の通り道(脊柱管)が、老化などにより狭くなってしまうため、坐骨神経痛の症状が出ます。
脊柱管狭窄症は、椎間板ヘルニアと並ぶ、腰痛の二大疾病と言われていますが、脊柱管狭窄症椎間板ヘルニアは前屈みになると坐骨神経が引っ張られ症状が悪化しやすいのに対し、脊柱管狭窄症は後ろに反ることで症状が悪化しやすい傾向にあります。
例えば、椎間板ヘルニアの方は自転車などに乗り、前屈みの姿勢で走り続けていると、足の痺れや痛みが発症しやすいですが、逆に脊柱管狭窄症の方は、「前屈みの姿勢」では坐骨神経が圧迫されないため、症状は出ません。


